首こり・肩こりを緩和・改善し、快復を促す施術とは
コリというのは血液循環が悪い状態で筋肉が固くなった状態となります。
本来の柔らかい筋肉というのは、イメージで言うとつきたてのお餅のイメージです。
つきたてのお餅のように弾力性のある筋肉で、赤ちゃんのほっぺたのようなもちもちしている状態が本来の筋肉になります。
筋肉の本来の状態はそういった弾力性があり、もちもちした状態となりますが、コリというのは筋肉が日常生活や仕事での局所的な負担で筋肉が固くなった状態をいいます。
コリが発生する原因として歪みがあります。
首で言えば本来人間にあるべき首のS字アーチが現代社会で多いパソコンやスマホ、読書などで下を向く事が多くなることによって首がS字アーチの状態から真っすぐな状態になるストレートネックと呼ばれる状態になってしまい首の筋肉に負担がかりやすくなってしまいます。その状態になると頭を支えているのは首の筋肉なので首の筋肉に局所的にストレスがかかりやすくなります。
頭の重さは体重の約8分の1と言われています。
その頭を支えているのは首なので、ずっと同じ姿勢でいると首の筋肉が緊張してしまいます。
筋肉の中にある血管には血液があり、栄養や酸素が含まれています。筋肉が緊張してしまうと筋肉の中にある血管が圧迫されて細くなり、細くなればなるほど血液の流れる量が少なくなり栄養や酸素が比例して少なくなってしまいます。
そうなると筋肉がより固くなったり、緊張が強くなったりして体が動きにくい状態になり痛みや、だるさの症状も出てしまいます。
症状がひどい人では、頭痛や吐き気が出てきたりもしますし首周りには神経が豊富に存在するので神経が圧迫されてしびれや灼熱感、電気が走るような痛みなどが出てきてしまいます。
- [1] 入浴
- 入浴を行い体を温めて筋肉を柔らかくすることにより血管を拡張し血液の流れる量を多くして栄養を回してあげることにより停留している老廃物などがたまった汚い血が洗い流されていきます。
温度としては38度~42度が体に適しています。
湯船に毎日入れない方は、熱めのお湯でシャワーを首や肩甲骨に当てながら首をゆっくりと回していって筋肉内にある血管を拡張させていきます。
お風呂後もしっかりストレッチを行う方がさらに効果的に筋肉へのケアに繋がります。
- [2] 寝方
- 寝る時に7センチ~10センチの高さに巻いたタオルを首のアーチ(髪の生え際あたり)において1~2分間首を伸ばしてストレッチを行うと首がS字の状態になり本来の位置に戻りやすくなります。
- [3] ツボ押し施術
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- ①自分で行う首のツボ押し施術
首根っこの指3本分あたり、1番頂点のコリコリしている部分に中指の腹を当てて上下(前後)に動かしていきます。その後円を描くようなイメージでマッサージしていきます。 - ②自分で行う首のツボ押し施術
手を組み、耳の後ろの首の筋肉のへこんでいる個所に親指を当ててラインに沿って肩に向けて少しずつ押して移動していきます。
- ①自分で行う首のツボ押し施術
「首こり・肩こり 原因」これが首こり・肩こりの原因か!
お仕事や生活の中でつらい首こり・肩こりで悩んでいる方は多いと思います。
仕事で長時間同じ姿勢をすると同じ筋肉に負担がかかり血液を送る働きが低下してしまいます。
血液を送る働きが低下すると、血液の中にある栄養や酸素が筋肉にいきわたらず、だるさや痛みが発生しやすくなってしまいます。
特に肩甲骨には首肩の筋肉が多く付着し筋肉が固くなってしまうと首こりや肩こりの原因となってしまいます。
そして肩甲骨回りの筋肉への負担は姿勢が関連しており、現代社会で多いのはスマホやパソコンなどを長時間行う事によって背中が丸くなり肩甲骨が歪んでしまい、歪んでしまうといわゆる猫背の状態となり肩甲骨回りへの負担が増加し肩甲骨に付着している首肩の筋肉が固くなると共に、血液循環が悪くなってしまいだるさや痛みが発生して首こり・肩こりになってしまいます。
肩甲骨が歪まないように普段の姿勢を気を付ける事も必要ですが、毎日少しの時間に体操や、ストレッチなどを行う事が必要になっていきます。
日常の少しの時間で行えるつらい首こり・肩こりを改善させるための体操をご紹介いたします。
- [1] 背骨と肩甲骨の間の菱形筋のストレッチ
- 座った状態から体の前で大きい枕を抱えこむように両手を前に突き出します。
そしてそのまま両中指を合わせます。
そこから前に両腕を突き出します。
その際にお尻が浮かないようにしましょう。
背中を丸めて肩甲骨が外に開くイメージです。
腕を前に伸ばした状態で左右に上半身を捻るとさらに菱形筋にストレッチがかかり、より伸びていきます。
5秒を3~5セット行います。
- [2] 肩の関節の前側と肩甲骨周りの体操
- 体の後ろで手を組みます。
そして両肘を伸ばします。
そこから両腕を上下に揺らします。
15秒を3~5セット行います。